2026/02/16
- お知らせ
CKD(慢性腎臓病)が世界的に増えています
慢性腎臓病(CKD)は世界的に増加しています
慢性腎臓病(CKD)の有病率が世界的に上昇していることを示す研究結果が、2025年の米国腎臓学会で発表され、その後論文化されました。
(Lancet 2025; 406: 2461–82)
この研究によると、世界中の20歳以上の成人のうち、1990年に3億7800万人であった患者数は、2023年には約7億8800万人へと倍増しています。
また、人口構成の違いを補正した年齢調整有病率も上昇しており、1990年から3.5%増加して、2023年には成人の約14.2%がCKDを有すると推定されています。
つまり、現在では7人に1人がCKDを持つ可能性がある状況です。
愛知県でもCKD対策が進められています
愛知県でもCKD患者の増加に対応するため、2025年に県内4大学の腎臓内科医が共同で医療者向けの指針を作成しています。
愛知医科大学病院〈愛知県で慢性腎臓病を診療いただいている皆様へ 「愛知県におけるCKD診療指針」〉
CKD対策は、地域医療全体で取り組む必要がある重要な課題となっています。
CKD治療の目標
CKD治療では、次の3点が重要とされています。
・末期腎不全(透析や腎移植が必要な状態)への進行を防ぐ
・心血管疾患の発症を予防する
・死亡リスクを低減する
早期から適切な治療を行うことで、進行を遅らせることが可能です。
かかりつけ医におけるCKD患者へのCKD治療開始の目安
かかりつけ医での治療開始の目安として、
・尿蛋白が陽性
・eGFRが45未満
などが挙げられています。
生活習慣の改善(減塩、禁煙、肥満改善)に加え、血圧管理やSGLT2阻害薬などを用いた治療が行われます。
腎臓専門医への紹介が必要な場合
以下のような場合には、腎臓専門医による診療が推奨されます。
・尿蛋白陽性かつ尿潜血陽性
・尿蛋白2+以上
・eGFR 30未満
しかし現状では、大学病院や基幹病院だけで増加するCKD患者すべてを診療することは難しくなっています。
当院で対応可能な診療
名古屋市内でも、CKD診療に特化したクリニックはまだ多くありません。
当院では、
・かかりつけ医から腎臓専門医レベルの治療
・CKD末期患者の腎移植への橋渡し
・移植後の長期フォロー
まで一貫して対応しています。
また、院内検査により採血結果は約1時間以内に判明し、病院と比較して待ち時間も短く受診していただけます。
健康診断で腎機能異常を指摘された方は、早めの受診をご検討ください。
詳しいCKDの解説は腎臓内科ページでも紹介しています。
▶ 腎臓内科ページをご覧ください。




