腎臓内科
Nephrology
腎臓内科について
健康診断で「たんぱく尿」や
「血尿」などを指摘された方は、
ごとう内科・
腎移植内科クリニックへ
健康診断でたんぱく尿や血尿が出ていると
言われたことはありませんか?
その症状、腎臓が原因かもしれません
腎臓内科では、腎臓に関する疾患全般の診療を中心に行います。
尿検査で指摘された軽微なたんぱく尿や血尿から、腎臓の機能が低下する腎不全まで、様々な病態・疾患を対象としています。
腎臓病の治療は
早期発見・早期治療が大切です
腎臓の病気は経過が非常に長く、進行するまで自覚症状のない場合も多いです。
しかし、腎臓は一度機能が低下してしまうと元に戻すことが難しい臓器です。進行して慢性の腎不全になると、将来的に腎代替療法が必要になってしまう危険があります。
とくに、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合は、血糖や血圧のコントロールがよくないと、腎臓の合併症が進行しやすいため、注意が必要です。
腎臓疾患においては、将来的な透析のリスクを回避するため、早期発見・早期治療を行うことがとても重要です。
症状について
以下のような症状のある方は
ご相談ください
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症状はないが、
健診などで尿検査異常を
指摘された方 -
尿の色や
においが
気になる方 -
血液検査で
腎機能異常を
疑われた方 -
むくみや
体のだるさが
気になる方
慢性腎臓病(CKD)に
ご注意を!
慢性腎臓病(CKD)とは
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)は、糖尿病、高血圧症、慢性糸球体腎炎などに続いて発症することが多い病気です。
腎障害や糸球体濾過量(GFR)の低下が3ヵ月以上続く状態を言います。
無症状のため放置すると腎不全に移行し、腎代替療法が必要となる危険が高くなります。
またCKDに罹ると、心臓病や脳卒中など心血管病発症のリスクが増大します。
むくみや貧血、倦怠感(体のだるさ)などの症状は、腎機能がかなり低下しないと現れないことも多く、初期の腎不全では、たんぱく尿が唯一の手がかりである場合があります。
尿たんぱく陽性を指摘されたら、早めに当院へご相談ください。
CKDに対する治療方法
腎臓の機能が正常の10%以下に達すると、体から正常に老廃物を排泄できなくなります。
そうなってしまった場合、選択肢として透析療法である「血液透析」「腹膜透析」と文字通り新しい腎臓を手術で移植する「腎臓移植」から治療法として選択する必要があります。「血液透析」や「腹膜透析」は健常人の10%の腎機能、「腎移植」は健常人の50%の腎機能での治療法となります。この差が長期予後に影響してきます。
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血液透析
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人工透析と聞き、まず思い浮かべるのが「血液透析」でしょう。事実、国内での透析患者のうち97%は血液透析を行っています。自身の腎臓の代わりに人工のフィルター(ダイアライザー)を介して血液から老廃物や水分を取り除く治療です。
1回の治療で4~5時間、週3回通院して行います。
また、血液透析を行うためには、事前に血管に手術を行う必要があります。
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腹膜透析
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腹膜(おなかを包んでいる膜)の毛細血管と腹腔に透析液を注入し、それを介して老廃物や水分を取り除く治療です。
睡眠中にお腹に貯留しておく方法、日中に1~4回程度透析液を交換する方法があります。
通院は月1回程度で、自身で透析液を交換して頂くため時間的拘束が少なく、行動範囲の制限なども少なくなります。反面、交換のための技術取得が必要なことや、5年前後で腹膜機能低下により血液透析への移行をしなければなりません。
また、腹膜透析を行う際にも、事前に腹腔内に透析用の管を手術で導入する必要があります。
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腎臓移植
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機能が著しく低下した腎臓を、新たな腎臓を移植することで機能を回復させます。
ご家族から腎臓をいただく「生体腎移植」と、亡くなった方からいただく「献腎移植」があります。
食事制限も原則不要ですが、移植腎機能が悪化した場合、再度食事制限を設ける必要があります。
当院では主にレシピエント、生体腎移植におけるドナーの術後フォローアップを行っております。
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当院でできる検査内容
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血液検査
血液を採取し、さまざまな値を調べて腎臓の機能を確認します。
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尿検査
尿にタンパク質や血液が漏れ出ていないかを検査します。
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レントゲン検査
レントゲンで肺炎、心臓拡大、胸水などをを確認します。
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心電図検査
不整脈、虚血性心疾患、高血圧に伴う心臓の異常などを把握するために行います。
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超音波検査
自己腎、移植腎の大きさや血流、心臓の動きや弁膜症を把握するために行います。
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骨塩定量検査
腰椎や大腿骨の骨塩量を測定します。