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2026/05/26

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2026/2027シーズンから新しいインフルエンザワクチンが選択肢に加わります。

今までのインフルエンザワクチン接種の目的は、インフルエンザ罹患後の重症化予防でした。今回発売になるエフルエルダは感染予防のためのワクチンになります。抗原量は従来の標準容量インフルエンザワクチンの4倍で、従来のワクチンが皮下注射であるのに対して、エフルエルダは筋肉注射です。同様の高用量インフルエンザワクチンは、米国では10年以上前から既に使用されています。

 

高齢者は免疫機能の低下(免疫老化)、フレイル、基礎疾患などの理由により、インフルエンザ感染に対して特に脆弱ですが、標準用量インフルエンザワクチンに対する免疫応答は、健康な若年成人と比較して十分ではありません。インフルエンザワクチンが効果を発揮するためには、免疫応答を高めるために抗原を多く含んだ高用量ワクチンが必要です。

 

インフルエンザワクチンを接種したが感染したので、来シーズンはワクチンをしませんとの話は外来でよく聞きます。重症化予防のため仕方ないのですが、そのような話も少なくなることが予想されます。

 

適応は60歳以上で、名古屋市では75歳以上で補助が出る予定です。

 

また、昨シーズンまでの腎移植レシピエントに対するインフルエンザワクチン接種は、2週間以上間隔を開けて2回接種をお願いしていました。60歳以上のレシピエントはエフルエルダの1回接種になります。将来的には、適応年齢が下がればよいと思っています。

 

7月にエフルエルダに関するクローズドの会に参加のため、東京まで行ってきます。詳細がわかったらまたコメントします。