渡航ワクチン
Travel Vaccine
渡航ワクチンについて
渡航先に応じた
ワクチンの目安
渡航先や滞在期間、活動内容により必要なワクチンは異なりますが、一般的な目安として以下のようなものがあります。
接種をご検討の方は、あわせて接種までの流れもご確認ください。
東アジア・東南アジア
(中国、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポールなど)へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●A型肝炎
- ●B型肝炎
- ●日本脳炎
- ●腸チフス(必要に応じて接種)
- ●狂犬病(必要に応じて接種)
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
南アジア
(インド、パキスタン、ネパール、バングラディッシュ、スリランカなど)や、
南西アジア
(サウジアラビア、UAE、トルコ、イスラエルなどの中東地域)へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●A型肝炎
- ●B型肝炎
- ●日本脳炎
- ●腸チフス
- ●狂犬病
- ●ポリオ
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
中南米(ブラジル、ペルーなど)へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●A型肝炎
- ●B型肝炎
- ●腸チフス
- ●狂犬病
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
- ●黄熱
- ●マラリア予防薬
西アフリカ・中央アフリカ・東アフリカ
(ナイジェリア、カメルーン、ケニアなど)へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●A型肝炎
- ●B型肝炎
- ●腸チフス
- ●狂犬病
- ●ポリオ
- ●髄膜炎菌
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
- ●黄熱
- ●マラリア予防薬
欧米先進諸国へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●B型肝炎
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
- ※ドイツは、●ダニ脳炎が必要、東欧への出張があるなら、●A型肝炎も接種
東欧諸国
(ロシア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ウクライナなど)へ長期の赴任
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●A型肝炎
- ●B型肝炎
- ●ダニ脳炎
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
欧米先進諸国への留学
(高校生、大学生)
- ●3種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア)
- ●B型肝炎
- ●ポリオ
- ●髄膜炎菌
- ●麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘(抗体の有無を確認し、必要に応じて接種)
- ●補足
- ※麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘については、過去に接種歴がある場合でも、抗体が十分でないことがあります。必要に応じて抗体の有無を確認し、追加接種をご案内いたします。
- ※上記はあくまで一般的な目安です。実際に必要なワクチンは個別に判断いたしますので、詳しくはご相談ください。
当院で接種可能な
渡航ワクチン
(トラベルワクチン)
当院で接種可能な主な渡航ワクチン
についてご案内しています。
各ワクチンの詳細や接種内容を
ご確認ください。
破傷風、ジフテリア、百日咳
| 接種料金 | |
|---|---|
| トリビック(3種混合;DPT) | 10,000円 |
| ブーストリックス(輸入)(成人用3種混合;Tdap) | 13,000円 |
| 沈降破傷風トキソイド | 5,000円 |
1958年(昭和33年)からは、ジフテリアと百日咳の2種混合ワクチン(DP)、1968年(昭和43年)からは破傷風を加えた3種混合ワクチン(DPT)が使用されています(D;ジフテリア、P;百日咳、T;破傷風)。
1969年(昭和44年)4月以降は、乳幼児期のDPT4回(3+1)の基礎免疫から10年後に第2期としてDT追加接種しています。そのため、1969年(昭和44年)4月以降生まれのDPT基礎免疫世代は3種混合で1回追加します。10年間有効です。海外生活が続くようであれば10年毎にDPTで追加します。先進国ではTdapの追加が推奨されます。米国では10歳以上で寮生活の留学生にTdap接種が要求されます。
昭和43年以前の生まれの方は、破傷風に対する基礎免疫はありません。1ヵ月間隔で沈降破傷風トキソイドを2回接種して、約1年後(6ヵ月から2年)に1回追加接種します。しかし、乳幼児期にDP2種混合で基礎免疫がある年代ですので、1ヵ月間隔でTdapを2回接種して、約1年後(6ヵ月から2年)でDPTを接種するのがベターです(ジフテリアと百日咳の抗体価を保つため)。
アメリカ疾病予防管理センター(ACIP)は、成人も20歳からTdapを10年毎に接種することを強く推奨しています。
●ブーストリックスの接種は、当院にて同意書に署名していただく必要があります。
下記より同意書を事前にダウンロードしてご確認いただくことが可能ですが、必ず来院時に当院で内容を再確認し、最終的に署名をしていただきます。
接種説明同意書
A型肝炎
| 接種料金 | |
|---|---|
| エイムゲン | 17,000円 |
| ツインリックス(輸入)(A型・B型肝炎混合ワクチン) | 15,000円 |
2から4週間隔で2回接種して、6ヵ月後に(3ヵ月から2年)に3回目の接種をします(基礎免疫)。2回接種で約2年、3回接種で5年から10年有効です。短期の出張なら1回接種後に渡航し、帰国後に2回目接種します。いずれの場合にも3回目の接種を忘れないようにしてください。
A型+B型肝炎との混合ワクチンであるツインリックスも接種可能です。輸入ワクチンで同意書が必要ですが、接種本数を少なくすることができます。またB型肝炎の抗原量は国産の倍であるため、抗体獲得率が下がる30歳以上の方に推奨されます。
●ツインリックスの接種は、当院にて説明同意書に署名していただく必要があります。
下記より同意書を事前にダウンロードしてご確認いただくことが可能ですが、必ず来院時に当院で内容を再確認し、最終的に署名をしていただきます。
接種説明同意書
B型肝炎
| 接種料金 | |
|---|---|
| ビームゲン(国産) | 7,000円 |
| エンゲリックス(輸入)(緊急渡航、腎不全、高齢者用) | 12,000円 |
1ヵ月間隔で2回接種して6ヵ月後(3ヵ月から2年)で3回目を接種します(基礎免疫)。成人では抗体獲得しにくいので、2回接種後にHBs抗体(CLIA)で確認し、陰性なら追加接種します。渡航ワクチンとして海外長期滞在予定者には接種が強く勧められます。ビームゲン(国産)は米国の小児用の抗原量であり、エンゲリックス(輸入)の半分になります。輸入ワクチンのため同意書が必要ですが、ビームゲンに比べて抗体を獲得しやすいため、緊急を要する場合(渡航や手術など)には、0-1-2ヵ月の3回接種後に渡航や手術して、1年後に4回目を接種することができます。抗体獲得率が下がる30歳以上では推奨されます。
●エンゲリックスの接種は、当院にて説明同意書に署名していただく必要があります。
下記より同意書を事前にダウンロードしてご確認いただくことが可能ですが、必ず来院時に当院で内容を再確認し、最終的に署名をしていただきます。
日本脳炎
| 接種料金 | |
|---|---|
| ジェービックV | 7,000円 |
インドや中国を含んだアジア地域への渡航で必要です。
定期接種は、1期接種(3歳から4歳で3回接種)と2期接種(9歳から10歳で4回目の接種)の計4回ですが、1期分の3回の基礎免疫があれば、最終接種から20年くらい(20歳から35歳くらい)は1回追加、35歳から40歳以上では2回追加します。記録がなければ2回接種します。20歳から30歳代前半で未接種なら2回接種し、1年後(6ヵ月から3年)に追加接種します。
腸チフス
| 接種料金 | |
|---|---|
| タイフィム ブイアイ | 11,000円 |
先進国を除くほとんどの国や地域、特に南アジアや東南アジアへの渡航で必要です。衛生状態が良くない環境でチフス菌(Salmonella
Typhi)に汚染された飲食物を介して感染します。発熱、頭痛、倦怠感、下痢などで発症し、重症化すると腸管出血、腸管穿孔を起こすこともあります。
2歳以上で接種可能で、効果は3年ほどです。初回接種から3年経過して渡航予定がある時には再接種が必要です。
狂犬病
| 接種料金 | |
|---|---|
| ラビピュール | 15,000円 |
暴露前接種(狂犬病の予防)として渡航前に0-7-21から28日の3回接種(基礎免疫)をします。現地で犬、サル、狐、コウモリなどに咬まれたら、傷口の石鹸洗浄と消毒をして、暴露後接種(狂犬病の発病阻止)をします。基礎免疫があれば2年以内は、2回(0-3日)、以降は3回(0-3-7日)の暴露後接種になります。暴露前接種がない時には、5回(0-3-7-14-30日)接種します。長期滞在ハイリスク者は、1年後と3年毎に1回追加接種します。現地で提示できる接種記録を携帯することが必要です。
ポリオ
| 接種料金 | |
|---|---|
| イモバックスポリオ | 10,000円 |
南西アジア、中近東、アフリカへの渡航には必要です。小児期定期接種4回で基礎免疫があれば、渡航前に1回追加接種します。特に昭和50から52年生まれは1から2回追加接種が推奨されます。インド周辺では接種証明書の提示が必要です。
平成23年8月までの本邦のポリオワクチンは生ワクチンでした。生ワクチンを2回接種している方は、ポリオ流行国以外への渡航では、不活化ワクチン追加接種は不要です。
髄膜炎菌
| 接種料金 | |
|---|---|
| メンクアッドフィ(髄膜炎菌ACXY;4価) | 25,000円 |
|
ベクセロ(輸入) (髄膜炎菌B;1価) |
30,000円 |
メンクアッドフィの接種はアフリカ、イスラム諸国への渡航で必要になります。
サウジアラビア入国時(メッカ巡礼)に接種記録の提示が要求されます。
米国では寮生活を始める留学生にメンクアッドフィに追加してベクセロ接種が要求されることがあります。
●髄膜炎菌感染症流行地への渡航時
メンクアッドフィの1回接種
流行地にとどまる時には、5年毎に追加接種
●寮に初めて入る時
メンクアッドフィの1回接種
入寮時に髄膜炎菌B群の接種が要求される時(16歳から23歳の青年期および若年成人)
ベクセロを6ヵ月間隔で2回接種
●ベクセロの接種は、当院にて同意書に署名していただく必要があります。
下記より同意書を事前にダウンロードしてご確認いただくことが可能ですが、必ず来院時に当院で内容を再確認し、最終的に署名をしていただきます。
ダニ媒介性脳炎
| 接種料金 | |
|---|---|
| タイコバック | 16,000円 |
ドイツから東欧・バルカン諸国、ロシア周辺の長期の赴任中に森林地帯へ行く機会があり、レクリエーション(キャンプ、ハイキング、山菜採りなど)や 仕事(林業、農業など)などの野外活動でマダニに咬まれるリスクがある方は接種が必要です。2から4週後に2回目、6ヵ月後に3回目を接種します。2から3年間有効で、必要に応じて、3回目接種の3年後に追加接種します。以降は1から60歳では 5年ごと、60歳以上では3年ごとの追加接種をします。
接種までの流れ
-
1 お問い合わせ・ご予約
渡航ワクチンをご希望の方は、まずはお電話にてお問い合わせください。
渡航先やご出発日を確認のうえ、来院日時をご案内いたします。●お電話でのお問い合わせ
052-746-1188
【電話対応可能時間】
月・火・水・金曜日…9:00〜17:00
木曜日…………………9:00〜13:00
土曜日…………………9:00〜15:00 -
2 来院日時の決定
ご都合に合わせて来院日時を調整いたします。
ワクチンによっては複数回接種が必要な場合もあるため、余裕をもってご相談ください。 -
3 事前のご準備
ご来院前に、以下をご確認・ご準備ください。
-
予防接種の記録(母子手帳など)
- これまでの接種状況を確認するため、母子手帳などの予防接種記録がございましたら、受診時にご持参ください。
-
渡航・留学先からの案内資料
- 渡航先や留学先から、予防接種に関する案内や指定がある場合は、資料をご持参いただくことでスムーズにご案内が可能です。
-
予防接種の予診票
-
ご来院前に予診票をご準備いただくことで、当日のご案内がスムーズになります。
予防接種予診票のダウンロードはこちら
-
渡航ワクチン問診票
-
事前に入力またはご記入のうえご持参いただくことで、スムーズな対応が可能です。
渡航ワクチン
問診票入力フォーム渡航ワクチン問診票の
ダウンロードはこちら -
同意書(該当する方)
-
輸入ワクチン3種(輸入成人用三種混合ワクチン、輸入A型・B型肝炎混合ワクチン、輸入B型肝炎ワクチン)の接種の可能性がある方は、あらかじめ同意書の内容を確認していただきます。
当院では、あらかじめ各ワクチンの説明欄より同意書をダウンロードしてご確認いただけるようご用意しております。
なお、最終的な同意およびご署名につきましては、来院時に医師・スタッフより内容をご説明したうえでお願いしております。
ご不明な点がございましたら、来院時にお気軽にお尋ねください。
-
-
4 ご来院・診察
来院時に予診票・問診票をご記入いただき、医師が渡航先や滞在期間などを確認のうえ、必要なワクチンと接種スケジュールをご案内します。
また、輸入ワクチンの接種が必要な場合は、医師・スタッフより内容をご説明したうえで、同意書へのご署名をお願いしております。●海外渡航に関して
下記❶~❻を確認させていただき、必要最低限の追加接種をします。
- ❶年齢(昭和43年生まれ以前か以降か)
- ❷渡航先
- ❸滞在期間
- ❹出発までの期間
- ❺渡航目的(仕事、留学、観光、家族としての帯同など)
- ❻基礎免疫の有無(乳幼児期に定期接種ワクチンを決められた回数完了しているか)
●基礎免疫の有無に関して
基礎免疫の有無に関しては、母子健康手帳などの予防接種記録が参考となります。
お手元にある方は、受診時にご持参ください。 -
5 接種
スケジュールに沿って接種を行います。
外来のご案内
お電話でのお問い合わせ
ご予約やご相談は、お電話にて
お気軽にお問い合わせください。
【電話対応可能時間】
月・火・水・金曜日…9:00〜17:00
木曜日…………………9:00〜13:00
土曜日…………………9:00〜15:00
予防接種外来
| 月 | 13:00 ー 16:30 |
|---|---|
| 火 | 13:00 ー 16:30 |
| 水 | 13:00 ー 16:30 |
| 木 | ― |
| 金 | 13:00 ー 16:30 |
| 土 | ― |
渡航ワクチン
問診票入力フォーム
待ち時間を短くして
いただくために、
あらかじめ下記にご入力
いただくことをおすすめします。
*印は入力必須項目です。
-
ご入力
-
確認画面
-
送信完了
-
お電話
- ●入力フォーム送信後にクリニックへ電話(木、土、日曜日を除く昼から)していただき予約日を決めます。
- ●予防接種外来は月、火、水、金曜日の昼からです。
予防接種外来
| 月 | 13:00 ー 16:30 |
|---|---|
| 火 | 13:00 ー 16:30 |
| 水 | 13:00 ー 16:30 |
| 木 | ― |
| 金 | 13:00 ー 16:30 |
| 土 | ― |
●お電話でのお問い合わせ
【電話対応可能時間】
- 月・火・水・金曜日…
- 9:00〜17:00
- 木曜日…………………
- 9:00〜13:00
- 土曜日…………………
- 9:00〜15:00
よくある質問
-
渡航のどれくらい前に
接種すればよいですか?ワクチンの種類によって接種回数や間隔が異なるため、余裕をもってご相談ください。目安としては、渡航の1〜2か月前までの受診をおすすめしています。
-
どのワクチンが必要か
分かりません。渡航先や滞在期間、活動内容によって必要なワクチンが異なります。診察時に医師がご案内いたしますのでご安心ください。
-
予約は必要ですか?
ワクチンの準備が必要なため、事前のご予約をお願いいたします。
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保険は適用されますか?
渡航ワクチンは原則として自費診療となります。