2026/10/26
- お知らせ
髄膜炎菌Bワクチンの接種が可能です
C5阻害薬(ソリリス点滴、ユルトミリス点滴、ピアスカイ皮下注)、C5阻害薬より上位で阻害する近位補体阻害薬(エムパベリ皮下注、ファビハルタ経口薬、ボイデヤ経口薬)の補体阻害薬により治療ができる疾患があります。
すべての薬剤は、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)治療に使用可能です。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の治療には、ソリリス、ユルトミリスのみが使用可能で、皮下注(自己注射可能)であるピアスカイは現在治験中です。
2024年8月に発売されたファビハルタ経口薬は、PNHに追加して、2025年5月にC3腎症、2026年9月にはIgA腎症に適応となりました。今まで以上に腎臓疾患領域で使用が拡大していくと思います。
侵襲性髄膜炎菌感染症の予防が必須になります。最近の国内のデータからは、侵襲性髄膜炎菌感染症の1/4はB群が原因になってきていますが、侵襲性髄膜炎菌B群感染症を国内ワクチンで予防することはできないため、メンクアッドフィ(髄膜炎菌ACXY群4価)に追加して、輸入ワクチンのベクセロ(髄膜炎菌B群1価ワクチン)接種が必要です。
名古屋市内でも髄膜炎菌Bワクチンを接種できる施設はほとんどありません。当院で可能です。
メンクアッドフィは0-2ヵ月の2回を1シリーズで基礎免疫獲得。その後はリスクが続くなら5年毎の接種です。
ベクセロは0-1ヵ月-6ヵ月の3回を1シリーズで基礎免疫獲得。その後はリスクが続くなら2-3年毎に1回接種します。
脾臓摘出後の方も双方のワクチンが必要です。




