2026/08/11
- お知らせ
帯状疱疹ワクチンの接種はお済みでしょうか?
帯状疱疹が増えています。
かつて日本では、 水痘ワクチンは定期接種の対象ではありませんでした。ワクチンをしていない集団では95%くらいが感染するため、現在の中学生以上の方は、小児期に水痘ウイルスに感染した記憶があると思います。市中で水痘ウイルスに初感染する感染機会が多い環境では、 成人が水痘ウイルスに再曝露することで免疫が刺激され、 帯状疱疹の発症が抑えられることが知られています。日本では米国に追随して、2014年に小児への水痘ワクチンが定期接種になりました。そのため、現在では市中で水疱瘡患者を見かけることが珍しくなっています。このことが成人の帯状疱疹の発症を増やしている原因です。
帯状疱疹のワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンのシングリックスがあります。生ワクチンは接種した年はいいのですが、翌年から効果は67%、8年目で27%、10年目で15%です。
BMJ 2023; 383: e076321
シングリックスの効果持続は少なくとも10〜11年です。(現在治験継続中で、11年目単年の有効性は82.0%です。)
EClinicalMedicine. 2025; 83: 103241.
不活化ワクチンであるシングリックスを選択してください。米国では生ワクチンは推奨されなくなりました。
帯状疱疹ワクチンは、通常50歳以上で接種しますが、罹患リスクが高い合併症がある方では、18歳以上で接種可能です。補助がないと接種料金が高額となるのが問題ですが、帯状疱疹後疼痛、顔面への皮疹、顔面神経麻痺などの合併症は長期にわたりQOLを著しく低下させる可能性があります。
詳しくはスタッフへお尋ねください。




