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2025/12/10

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20年間続けた宮崎・鹿児島移植外来への出張を終了しました

日赤名古屋第二病院(以前は名古屋第二赤十字病院)に2001年5月に赴任して、先輩に代わって2008年6月から宮崎の古賀総合病院に月1回のペースで移植外来に行くようになりました。そもそも日本のどこに住んでいても腎移植を受ける機会は平等でなければいけませんが、福岡を除いて九州では腎移植が少ない状態続いていました。日本の東は東京女子医、西は日赤名古屋第二病院が腎移植を多くしていましたから、日赤で腎移植希望された宮崎、鹿児島周辺の腎不全患者を日赤で手術して1か月半で退院、移植医が宮崎へ月1回行くことで術後長期外来フォローしていました。毎月日帰り+飛行機料金以外は手弁当で、今の時代には考えられないような出張でしたが、現地で患者会も作り、腎移植の話も聞いたこともなかったたくさんの腎不全患者に腎移植医療を提供しました。また、地元宮崎でも腎移植ができるように勉強会などをして連携しました。残念ながらコロナ禍をきっかけにして宮崎外来は2019年11月終了となりましたが、名古屋で移植をした腎移植レシピエントやドナーのうちの数名はクリニックへ年1回の受診をしてくれます。

 

遠く鹿児島からも宮崎外来へ来てくれていたのと、日赤名古屋第二病院で研修してくれた移植内科医が、鹿児島へ戻ることをきっかけにして、2017年4月からは鹿児島の南風病院へも2か月毎のフォロー外来に行くようになりました。地元鹿児島の腎不全患者に腎移植の話をして、腎移植数が増えてきた鹿児島大学への紹介や、希望者は日赤で手術をしました。鹿児島大学の移植医やスタッフへたくさんの講演もしました。鹿児島には何の義理もないのですが、9年続けた鹿児島外来のお手伝いも先週末の出張で最後にすることにしました。役目は十分果たしたと思います。

 

当クリニックの土曜日診察を希望される方は多いです。2026年からは、土曜日を閉じて鹿児島へ行くことがなくなります。今後はクリニックでの診察に集中しようと思います。