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2025/08/07

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熱中症と塩分摂取

連日暑い日が続いています。名古屋は湿度も高く体力を奪われます。

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態と定義されます。めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返り、症状が進むと、頭痛、嘔吐、倦怠感が出現します。エアコンの効いている室内へ移動して体を冷やし、経口補水液を補給します。

糖尿病合併している患者へのスポーツドリンクの過剰摂取は糖分負荷になるので注意が必要です。いつも塩分制限を指導されている腎疾患、高血圧を含めた心疾患を合併している患者は、発汗で失われた塩分を十分に補うことができていないため、めまい、立ちくらみ、頭痛を発症することがあります。このような患者では、塩分をどれくらい補充するかはなかなか難しいです。

当クリニックでは1時間以内に判明する1日塩分摂取量の結果、発汗量、血圧、体重減少、熱中症の症状などから、水分や塩分摂取量の指導が可能です。脱水状態の頭痛に対する痛み止め内服は、副作用が強く出るため要注意です。水分と塩分補給で改善することがほとんどです。