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2025/07/29

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百日咳の遺伝子検査とワクチン

国立健康危機管理研究機構によると、7月14日から20日までの1週間に報告された百日咳の患者は前週に比べ226人増えて3908人となり、5週連続で増加し過去最高となっています。百日咳は診断が難しいのですが、当院では後鼻腔スワブからの遺伝子検査(LAMP法)が可能です。咳が予想以上に継続している時には鑑別診断が必要です。また以前のお知らせに書いたように、2025年5月下旬から出荷調整となっている国産の百日咳ワクチンは、現在も出荷調整が解除されずワクチンの確保が困難です。当クリニックでは輸入ワクチンとして、成人用3種混合ワクチン(Tdap)が予約なしで接種可能です。生まれたばかりの新生児は2か月までワクチン接種をすることができないため、抗体に守られておらず重症化することがあります。本邦の成人は追加接種をほとんどしていないため、容易に百日咳に感染します。周囲に小さなお子さんがいる方は、追加接種により百日咳の感染源にならないことが大切です。